ひなはづチャンネルの楽屋

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めんどくさいテレアポ対応者にご注意ください

会社で広く浅くあらゆる役割をやらせて頂いている私は、購買という金銭を以って取引先と関係を持つ立場でもあるためか、売り込みの電話が掛かってくると「スプレムさん、お願いします」と若手が電話を回してきます。

最近まで電話営業に時間を取られるのが嫌だったので、「適当に断っといて」と返す場合が多かったのですが、最近は様々な知識を得るために、なるべく話を聞いて興味が持てるような商材の売り込みなら面談しようと気持ちを切り替えています。

まぁそのためか、なんでもかんでも私に営業電話を回してくるので、他の業務が進まないこともしばしば(-_-;)

 

この度の営業電話は、結論から言うと“お断り”しました。

理由としては、こちらが要求する営業時のデモンストレーションに対応できない点と、こちらの質問に対してテレアポインターが正しく明確に回答できなかったためです。特に理由の後者のようなことがあっては、客に不信感を募らせることになるので、テレアポを仕事にしている人は、自分達の商材のことや自社の能力を十分に把握しておく必要がありますよ?

 

さて、具体的に何の売り込み電話が来たのかというと、“ブレーカーなど電気が通電している場所に特殊なプレートを設置するだけで、電磁波を抑制することができ、10%程度の省エネ効果が期待できる”という聞いただけで胡散臭そうな代物でした。

およそ2か月前、同じ会社の別の方からテレアポが入りました。この時、近年の電力自由化に伴って電力契約の見直しによりコストダウンを図れた私は、電力関係で更なるコストダウンを図れないかを模索していました。そんな時期なので面談を快諾。改めて訪問日を連絡するとの内容でテレアポは終わりました。

良いタイミングで面白そうな話が舞い込んできたな…と思った反面、胡散臭さは拭えないし、直接電気設備に影響する内容であるなら私の業務範囲を超えていると思い、社内の電気管理者に報告しました。

 

早速、地域の電気保安協会に確認を取ってもらうと「そんな都合の良いものはない」との回答でした。

その理由としては、①電流が流れる所に電磁波(磁界)が発生するのは当たり前で、電磁波がエネルギーを持つものではない、②したがって電磁波を抑え込むことで省エネに繋がることはあり得ない、③万が一そのプレートが“電流”を抑える能力を持つのであれば、水道の蛇口を締めるがごとく電気の使用量は削減できる。(=使える量が少ないから省エネになる)しかし、使える電力キャパが減るわけだから、工場の機械が動かせないなどの不具合が発生する可能性が出てくる。 …というもの。

なるほど納得。本当に電磁波の発生を抑制することで省エネになるのなら、そのメカニズムの説明を受ける必要が出てきました。

 

最初のテレアポから2か月経ち、ついにその会社から電話が入りました。

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

ウキウキしながら、いつなら面談でスケジュール空いてるかなぁとカレンダーを見ながら電話に代わると、

男「○○という会社で、~というプレートを販売しているのですが、一度営業に参らせて頂けたらと云々」…と、初めてテレアポしてきたかのように話しだしました。

 

この瞬間、「あぁこの会社、フィッシング的なやり方するようなところか」と、私の中で好奇心から情報を仕入れる構えではなく、徹底的に交戦する体制に切り替わりましたw

 

以下、こんなやり取りをしました。

私「ええ、先日御社から同じような案内頂きまして『改めて営業からアポのお願いする』と言われてましたが」

男「申し訳ございません。引継ぎができてなくて。改めてご案内させて頂きたいのですが~」

男「ブレーカーや分電盤など、電気の通り道に弊社のプレートを取り付けることで電磁波を抑制でき、平均で10%の電気コスト削減できるものでして、5000社以上の導入実績がございます。」

男「よろしければ営業がお伺いさせて頂き、実際に御社の設備に取り付け、電磁波の抑制することを見て頂きたく~」

私「以前に案内頂いた際に、電気管理者や保安協会に確認したところ、電流の流れるところに電磁波が発生するのは当たり前で(中略)、電磁波を抑制することで省エネに繋がるメカニズムを教えて頂きたいのですが」

男「ええ、ですので営業がお伺いし、実際に電磁波が下がっている点を見て頂いて…」

私「ですから、電磁波を抑えてなぜ省エネに繋がるのかを知りたいのです。」

私「使用電力が削減できたというのは、使用電力が下がったとしても出力が維持できているということです。例えば営業の方が照明のような電気器具をデモ機として持ち込み、プレートの設置前後で消費電力を測定し、消費電力が下がっている かつ 照明の明るさが維持できれば『省エネが期待できる』と理解できます。そのようなデモをお願いできますでしょうか?」

男「できます。電磁波を測定し…」

私「(誰も電磁波を測定しろって言ってねーよ)いや、消費電力の差を見せてもらいたいのですが?」

男「ですので、御社のブレーカーに実際にプレートを設置するデモをさせて頂き…」

私「いやいや、こちらも保安協会に管理を任せているので勝手に電気設備に手を加えるようなデモをしてもらうわけにはいかないです」

男「不審に思われるかも知れませんが、弊社の商材は公的な資格を得て販売できるものでして…」

私「(公的な資格だと?w)資格といいますと、どのような公的機関でどのような資格が必要なんですか?私はそのような知識は疎いものでして、後学として教えて頂きませんか?」

男「△△という認証機関による認証を受けております」

私「(資格じゃなくて外部認証機関の認証かよ)先ほど資格が必要な商品とおっしゃられていたので、例えば製造許可とか販売許可のことだと思いましたが、外部認証で許認可ではないんですね?」

<この辺りから男が言葉に詰まりだす>

男「すみません、言葉足らずで申し訳ございません。しかし、導入実績では電気代の削減率が多いところで12%で、低いところで7,8%でしょうか、、、平均すると10%程度の削減率になりまして…」

私(10%のはじき方を説明しだしたぞw)

男「一度デモとしてブレーカーに設置して電磁波を測定させて…」

私「ですから、勝手に改造するようなことはできませんから、営業の方が消費電力を測定できるようなデモをですねry」

男の電話から漏れる向こうのテレアポの声「仮に不具合が生じましてもフォローを云々」

「仮に不具合が生じましてもフォローを云々」

私(ついにはセリフが尽きたかw)

私「すみません、改めて確認させてください。先ほど私が望んだ、御社営業マンが電力と出力を確認できるようなデモを持ち込むことで営業されるなら面談させて頂きます。弊社の設備を使用せず、そのようなデモをお見せ頂くことは可能ですか?」

男「…申し訳ございません。そのようなデモはできません。

私「(さっきまでできるって言ってたやんw)そういうことでしたら面談はお断りします。私共が納得できる説明ができるようでしたら改めてご案内ください。」

男「すみません、失礼します…」

 

…っざっくりと会話風に書きましたが、凡そ20分程度の電話でしたw

 

電話を切った後、やりとりを聞いていた同年代の同僚は、「向こうはよく耐えたなぁw 俺なら切るわw」「営業の研修で“こういう商材をテレアポでどう売るか”ってケーススタディさせたら良さそうw」などと複数人が爆笑w

多分、後輩達は“スプレムさんを拗らせたらヤバイ”と思われたかもしれませんw

 

相手の会社の名誉のために言っておきますが、インチキ商品である確証は一切手元に情報がないため、この会社が詐欺だとは一切言いません。ただ、電気のエキスパートでない一般人でも解るデモや説明がなければ、一見インチキに見える商品の売り込みは難しいですよーと言いたいのです。

(ま、会社名から迷惑電話検索サイトを調べると、不評しか出てこない会社だったんですけどねw)

 

どんな商品を売るにしても、素人でも解りやすい資料が必要っていうのは、どんな会社の営業でも必要だと思いました。

あと、対応者が私みたいなめんどくさいヤツが出る場合もあるので、テレアポインターや営業職の方は、しっかり理論武装しとかないと無駄な時間を消費するだけですよ?