この度の豪雨災害で被災された方へ改めてお見舞い申し上げます。
私達は広島県下にいながら幸いにも被害を受けていない立場であります。しかし、水をはじめとして物資に関しては、大被害を受けた三原市に比較的近い場所にあるため、煽りを受けて徐々になくなってきています。特に水は、三原のポンプ場が被災しほぼ地域全域で断水し(復旧しているところもあります)、東に位置する尾道市は三原からの水道供給を受けているため断水しています。私達の住まいも水道の水勢が弱まっている状況です。
私が務める会社はその三原市に位置しますので、操業が不能な状況です。水が使用できないため製造ができず、水害を受けた同僚もいますので、本日は限られた人数で出社し、出荷業務を停止する旨を客先に通知しました。
JRや道路も土砂災害などで分断され、今朝までは大渋滞が続いていました。復旧に尽力を頂いたためか、主要道路はかろうじて通行できるようになりました。しかし、先週末からの豪雨で物流はストップしており、運送会社各社は営業所から荷物を動かせないと聞いております。仮に従業員が出そろったとしても、全国的に復旧しなければ物流はほぼ麻痺状態が続くものと思われます。
豪雨から週が明けて出勤初日を経て、いろいろと感じることがありました。オチを付けるとかまとめるとか考えていないですが、自身の備忘録として、また見て頂いた方にとって万が一が起こった時の糧になっていれば幸いです。
〇「贅沢」は「保険」である
昨日、家族と出勤可能かどうか、ドライブがてら勤め先に向かいましたが、往復4,50分で行けるところが4時間近く掛かりました。あちこちの道路が土砂崩れなどにより通行止めで、通行可能な道に集中してしまった状態です。この時、「なんでエイプ(50cc)手放したんだろう」と思いました。(妻の通勤用に購入し、妻が妊娠した時に手放しました) バイクならスイスイ移動できたわけです。
また、そんなロングドライブの最中に「ウォーターサーバーが家にあるとこんな時に便利よね」と妻が言いました。現在近隣のスーパー・コンビニでは、水が棚から消えております。配達形式のウォーターサーバーなら、数か月の飲料水に困ることはありません。昨年、auショップで何故かウォーターサーバーを薦められて妻に「これでコーヒー飲んだら美味しいんじゃない?」と聞くと、「え、いらんじゃろ(必要ない)」の即答でした。見事な手のひら返しですw
そして本日、前日の大渋滞を経て、自転車で通勤することにしました。片道50分程度で多少疲れはしましたが、心地よい風を浴びながら通勤できました。が、なんとおかげさまで主要道路が完全ではないものの復旧し、夕方の退勤時間では渋滞などありませんでした。明日からは自動車通勤できるのですが…
この4月まで我が家は軽自動車2台持ちだったのですが、家計節減を目的に1台を手放しました。私が通勤に車を使い、妻が自転車を使う体制が基本なのですが、毎週火曜日は長女ひなこの空手の稽古がありまして、夜にあるので移動は車で行きたい状況。しかし、私は会社に出勤を命じられている身であり、この問題山積みな会社状況の中で、稽古の時間までに帰宅できる保証はありません。こうなると車が2台欲しくなるのです。
あらゆる贅沢を切り捨て、家計のために節減した結果が、有事の時に痛手になるといういい例です。保険とはまさにお金が必要なものということが身をもって知ることができました。ま、こればっかりは懐事情がありますので、金を掛ければいいってものでもなく、難しい話です。
裏を返せば、「金持ちは有事でも苦労しない」ということですね。うらやましっ
〇有事の時の経営層の振る舞いについて
正直、私の会社に対して言いたいことが山ほどあります。ク〇みたいな話が書いても書ききれない程ありますが、要約すると、、、
「経営層は有事の時、会社に座って様子を眺め、指揮を取れ」
ということを経営層に言いたいです。
社員は目の前の問題への対応に追われ、状況報告もままならないことです。この点から「どんな状況か」を指揮者である経営層自らが見極め、最適と思われる「指示を出す」ことと、状況を打開するための「対策の検討」することが復旧の近道だと思います。
情報収集から報告、全社への通知の提案、全社への通知、現場の対応、客先への連絡と問い合わせの対応…。これらを週末から私が携わりました。私が促さなければ上層部は意思決定すらしなかった。。。 正直言ってウンザリしています。
経営層は、こういう時こそリーダーシップを発揮すべきです。むしろこういう時だけでいい。こういう時にリーダー張れないならそんな経営者はいらない。確認や承認を得る必要があるだけ邪魔でしかない。
本日は自宅待機指示が出ていたけど、被災した同僚や顧客対応を考えて出社してくれた同僚がいました。彼らのその行動や気持ちが私のやる気を支えてくれています。復旧までは何とかモチベーションと社内の輪を維持していきたいと考えています。
〇支援の暖かさ
自転車での通勤時に見た、病院へ何やら搬送していた自衛隊車両、
通行止めを案内する警備員とや、道路や線路の復旧作業員の方たち、
土砂崩れの処理の残骸を片付けてくれている会社近隣の住民の方、
無償で飲料水、トイレ、入浴を提供してくれる三原周辺の施設や店舗、
自宅待機なのに水を確保して出勤してくれた同僚、、、
様々な支援が私の胸を熱くさせます。たくさんの支援に感謝致します。
皆様からの支援が一刻も早い復興に繋がるよう、私自身ができることに取り組んで行きたいと思います。
ホント、気に入らないのは会社の上層部だけですw
不貞腐れても何も生まれませんし身内のことですので、これ以上は抑えますw
また思ったことがあれば書くかもしれません。その時はお付き合いの程m(__)m
とにかく明日からも頑張ります!
↓HIKAKINさん、ありがとうございます!