今更過去の記事を見返すと、水のことばかり書いているし、見出しも似たようなものばかりで、ホントにダラダラ書いてる感がアリアリですが、良くも悪くも今回の豪雨災害は非常に身近に感じることができたことなので、重複しようができる限り体験したことや感じたことを連ねていこうと思います。
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〇個別の支援物資の是非
非常に贅沢な話であり、また支援して頂いた方々が気を悪くするとも思いますが、支援物資について感じたことを書きます。また見出しに「是非」なんて書いてますが、結論を言えば善意に"非"はない訳です。ただ、効率良い復旧を目指すためには、考えなければならない問題だと思い、提起させて頂きます。
勤め先にもたくさんの支援を頂きました。聞けば同じ地域の取引先様も、他県から多くの支援が届きました。「断水」が話題になった今回の災害なので、支援物資の大半は飲料水でした。
しかし、当社もその取引先様も支援物資の飲料水は余りました。断水はこれまでも続いている地域があり、困っているのは入浴やトイレのための生活用水でした。
飲用目的の水は、一時は被災や断水している市町村ではない地域の店舗からあっという間に消えて無くなりました。断水していない我が家がある地域まで買い求める人もいれば、万が一を恐れて私もミネラルウォーター1ケースを確保しました。でも、交通インフラの復旧に伴い、物資は徐々に潤沢になってました。
自家用車が流されたとか、自宅が倒壊して避難しているという方にとっては、購入する行為が困難です。そういう重大な被害がある地域にはピンポイントの支援が必要ですが、交通インフラが復旧し、店頭という拠点へ物資が輸送さえできれば、日常通りに買い求めに行けばよいのです。
何が言いたいかというと、個別の支援物資が多くなればなるほど、物流負担が増え、復旧や支援を急ぐ地域への物資が滞ることがある(あった)のではないか?…と思ったわけです。
勤務先に配達にきた運送会社のトラックには、2ℓペットボトルのミネラルウォーターのケースが必ずといっていいほど積まれており、「いつもの状態に早く戻って欲しい。うんざりです」とドライバーが愚痴をこぼしていました。
先述した取引先にも支援物資として水が届いた時、事務所がビルの7階でエレベーターは2階から上にしか設置されていない構造だったらしく、配達に来たドライバーは非力な女性だったそうで、ドライバーには気の毒で待機させて自分達で2階まで重たい水を運んだそうです。他からの話によると、緊急時でドライバーが出払ってしまう場合には、内勤の女性も配達員に駆り出されるケースもあるとか。
支援物資が結果余ったからこの話題を挙げていることもありますが、
こういう全国規模の災害が起こった時は、国が総力を挙げて情報を集め、迅速かつ的確な復旧に向かうための、明確な指示を出すことが重要なのではないかと思います。
今回もテレビをはじめとした旧態依然の情報媒体では、本当に困っている地域の情報が流れておらず、twitterやFacebookというSNSが、詳細な情報が収集できたと聞きます。
阪神大震災以後、重大な自然災害が各地で発生していますが、被災者への支援という面については、効率の改善が進んでないのでは…と思ってしまいます。
自治体任せ…ということなのでしょうか?末端に委ねるなんて一般企業と変わりませんねぇ
国民の生活の復旧無ければ、国全体が潤うことなどないのです。非常時こそ効率良い復旧活動のためのリーダーシップが必要だと私は思います。
最後に、先にも述べましたが、支援は善意で頂いたものですので、これを否定するものではありません。ただ私は今回の経験から、支援を受ける側・する側になった時には「何が、どれだけ必要」という点をしっかり確認しようと思いました。適切な物量が全体的な復旧の促進に繋がればいいなぁと考えています。