そして素材メーカーへ
塗装会社を離職後、契約社員の方から「先に辞めた女先輩の転職先で人手不足らしい」との話を受け、女先輩からも直接連絡が入り、誘われるがままその会社の面接に。
すると、特に何も問われることなく「明日からでも来て」と、速攻で再就職が決まりました。どんだけ人手不足や...
その会社は主に食品の素材となる物質を製造/販売する会社でした。その素材の用途は医薬品や化粧品、工業用途にも幅広く使用できるものです。私は生産管理に配属になりました。
この会社の生産管理の役割は、大きく分けて「製造計画」、「購買」、「出荷」という役割を担っています。国外に資本関係のある工場があるので、国内案件あるいは国外工場からの輸出業務も行っています。
入社当時から今までに広義のリストラが行われ、
入社当時に総務・経理・生産管理を8人程度で行っていたところ、現在は4人で行うようになっています。事業の規模縮小もありましたが、残った人間にとってはリストラ前より明らかに仕事量は増えています。が、何とか捌けている状況です。馴れとは怖いものですねぇ。。。(現在は従業員が30名程度の会社です)
入社して3年が経過したあたりで、「ISO9001を取得しよう」というプロジェクトが発足しました。私は前職場で経験していたためあっさり構えていましたが、会社内では戦々恐々。
聞くと、ISO9001の取得を過去に1度断念したらしいのです。その時は自分達でISO9001は何か、取得に向けてどんな活動をしたら良いのかなどを模索しながらトライしたそうです。その労力が大きかったからかの断念とのこと。
そしてこの度は、コンサルタントを招き入れてのシステム構築が進められることになっていました。
構築に1年、運用に半年を経て、めでたくISO9001の認証に成功しました。
私の会社ではISOの運用管理に専属部署を構えず、各部署から推進者を1名ずつ選出した事務局によるチームによる運用管理を行っています。
生産管理では私が任命されました。
ISO9001など国際的なマネジメントシステムは、何年かに1度バージョンアップしていきます。バージョンアップの内容としては、要求事項が増えたりすることがよくあります。
すると、新バージョンに合わせて自社のマネジメントシステムもレビューし、必要あらば改定を行う必要があるわけですが、、、我が社のISOの管理責任者は、いわゆる名ばかり管理者で、システム構築やマニュアル作成などの業務はからっきし。
それもそのはず、営業部門の部長が兼務していたからです。役職的に経営層に近い立場だったので、ISO9001の管理責任者に任命された経緯があるのですが、営業マンとしてはトッププレイヤーですが、監督役には誰が見ても適していない人物orz
ISO9001が2000年版から2008年版に切り替わるタイミングで、私が自ら改定作業の中心となることを名乗り出ました。管理責任者になることを名乗りでたのではなく、改定実務を推進する役を引き受けました。
2008年版、2015年版の改定から現在まで、ISO9001の運用の中心は私が担わせて頂いております。おかげで様々な知識が身に付き、そして我が社に不足しているものが何であるかが鮮明に見えるようになりました。
組織人にとって、何よりも先に、会社が認証取得するかしないかは別にして、ISO9001”品質マネジメントシステム”について理解する必要があると私は考えます。
どのような分野でも、どんな立場でも、ISO9001を理解しておけば必ず役立つことがあります。
ISO9001について少し熱くなっちゃいましたw
現在の私の職務は肩書は変わらず、生産計画/購買/出荷/ISO9001推進/経理・総務補助/営業補助/ネット販売管理/Web管理など、うんざりするほど幅広ーくやっています。
とりあえず、私の経歴はこれまでにしておきます。
今後の記事ではISO9001に触れながら、その規格の解釈や、勤め人としての愚痴などを綴っていきたいと思います。今後もお付き合いくださいm(__)m