新入社員が入って間もない時期のビジネス電話では、いかにも電話に不慣れな新人さんが電話を取っているシーンってよくあります。
私は応対が不慣れであっても、敬語の使い方が間違っていても、「この子は新人だ」と感じたら「ま、仕方ないよね」と受け止める方です。
だがベテラン、テメエの言葉遣いはダメだ。改めろ。
電話を掛けた先で新人が出る場合、近年よく出てきている傾向は、
「はい【会社名】、新人の○○が承ります。」みたいなフレーズを使わせる会社が出てくるようになったことです。
これを言わせているのは社風なのか、外部のビジネスマナー研修の結果なのか、よくわかりませんが…。
私はこの「新人の~」というフレーズが、とても気にくわないです。
まず、新人のって言われなくても、言葉遣いとか、会話の途中に発生する"間"などで、電話口が新人かどうかって意外にわかるものです。新人であることの伝達なんて要りません。
次に、私はその企業に対して電話をしたのであって、究極言えば案件の担当者でなくても、対応してくれるなら誰でもいいのです。企業対企業がビジネスの根本にあるわけですから、新人と宣言することで対応を拒否したことにはなりません。
そして、最も気にくわない理由として、
「新人の~」を付けさせることによって、相手の会社から「こいつは新人なんで不慣れで言葉遣いもままならないからカンベンな!」と言われているようにしか受け取れないのです。実際に「新人の~」をつけさせる会社は、開口一発そのフレーズは明瞭にしゃべりますが、後が続かないことが多いです。※全ての会社がそうだと言っているワケではありません。
「□□様にお繋ぎ頂けますか?」とお願いすると、「は?(上げ調子に)」とか。
は?じゃねーだろ。ビジネスシーンに相応しい返し方があるだろ?
その企業の新人教育を放棄している姿勢が垣間見えるのが、電話受付時に「新人の~」を付けさせている点なんです。
少々ひねくれたモノの見方かもしれませんが、どうしても気になります。勤め先の上層部が、部下を教育する習慣がないのが目につきすぎて、他所でも気になってしまってます。
まだ私の会社では今年の新人に電話応対をさせていません。これから所属部署の先輩達が電話を取らせ始めるのでしょうけど、行く末を見守っていこうと思います。
「新人の~」を付けさせた時点で口出ししちゃるわw