昨日から続いて、現在置かれている状況から思ったこと、出来事などを書きます。
↓昨日の記事
①人はパワー
昨日よりも出勤してくれた同僚が増えた。生活が大変な人もいるのにホント助かる。人はパワーだわ。
— スプレム@ひなはづチャンネル (@splem_rs5025) July 10, 2018
上層部からの要請もあったからですが、月曜日の自宅待機から一転、本日は出勤できる者が出勤してくれました。広島県三原市や尾道市は今も断水が続いています。当社はそこに住んでいる者の割合が多いため、実際は生活もままならない人が多いのです。
そんななか大半が出社してくれました。非常にありがたい。昨日のわずかな人数では電話対応ばかりに追われ、時間さえあればできる"出荷"業務について全くさわれる状態ではなかったのですが、今日は人の数が増えたことで電話応対が軽減されたこともあり、明日の出荷業務再開の準備が進みました。(とは言っても、出荷業務の大半が残ったままなので明日は早出しようと思ってます)
人的余力があるおかげで、水が出る福山市在住者の水のピストン輸送の補強もできました。通称「ミカン箱」のプラスチックコンテナにポリ袋を入れて、水を入れると40ℓほど入れることができます。昨夜は私含めて福山在住の者が手分けをし、水を溜め、会社に持ってきました。断水している地域の同僚は喜んで持って帰りました。最低1コンテナ、余れば2コンテナ持って帰ることができるので、多少の生活用水のフォローにはなるでしょう。心苦しいですが、会社が所在する地域までのフォローするまでの余力はありません。せめて同僚だけでも負担を軽減させることで、世の中への貢献に繋がれば…と思っております。
人の数が増えてできることも増えましたが、そこにいることの心強さが芽生えることで、多くの業務が積みあがっていてもやる気が出てくるものです。本来ならば、断水地区の同僚には生活重視でいてもらい、被害がないところに住んでいる私が奮起しなければならないのですが、、、
そんなわけで、人はその存在だけで"パワー"ですよ。
②QOLが下がれば、性格的な面を増幅させる
断水により飲料水も、トイレを流す水も、洗濯も、入浴もできない状況にいれば、精神的ダメージは大きいです。同じ部署の同僚は三原市で断水の影響が直撃で、体調が思わしくない状況です。彼女には自宅待機してもらっています。
そんな極限状態に近くなると、不満を多く発するようになるのは仕方ないと思います。当然怒りっぽい人は怒りっぽくなるわけです。
で、今日気づいたのは、お世辞にも日頃からやる気のない同僚がいるのですが、彼もまた三原に住んでいるものでつらい状況にありますが、出社したもののやる気の無さが輪をかけているのです。
他の者は電話応対で必死に状況説明をしているのですが、どのような状態かを周りに聞くこともなく、いい加減な回答を顧客にしたりしました。
仕方ないとは思うのですが、負の影響もまた輪が広がるモノです。これらを見極めて、出勤を交代制にするとかで上に配慮してもらいたいものですが、、、なかなか組織というのは上手くいかないものです。
③土砂の撤去作業が不十分
同僚の中には、自宅の背後に山があり、この度の豪雨で土砂崩れにあったものがいます。状況を聞くと、家屋には土砂が到達していないが、近隣の川の増水による床下浸水と相まって敷地は散々の状況です。
本日は出社した人間も多く、午後には手が空いてきた人間も出てきたこともあり、彼の所属長が「手が空いた人間で土砂の撤去手伝いに行くか!」と、気持ちの良い発破が掛けられました。
しかし、被災した同僚から聞く状況は「重機でなければ対応できない」、「人力でできることがない」、「業者や市に連絡しているが、"来る"と言ってこなかった」ということでした。
また、会社近隣の住民の方が訊ねてこられ、「スコップがあれば貸してほしい」と要望されました。会社付近も土砂が流入してきており、主要道路面は徐々に撤去されているのですが、私道や歩道などは砂利が残ったままでいます。行政や業者は対応に追われているので頼むところもなく、このような作業用品もホームセンターから無くなっている状況です。自分達で何とかしようと思っても道具がないので、道具を持っていそうな企業をあたってこられたのでしょう。
快くスコップとジョレンをお貸ししました。今はこれくらいの地域貢献しかできませんが、少しでもお役に立てれたらと思ってます。
ということで、どうしても行政的には物流というライフラインを復旧させることが第一優先となってしまい、細かいところまでは行き届かない状況です。これもしかたがないことですが、何とかならないものでしょうか。無いものねだりなんでしょうか…。
今日もこのくらいで。
他にも書きたいことがありますが、明日は早朝から仕事に向かおうと思ってるのでこの辺りで締めときます。