自己免疫性肝炎で入院 16日目(2020.12.30)です。
自己免疫性肝炎で入院することになったので、その入院生活を綴っていきます。
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目次
体調・病状
体温:①36.6度 ②36.8度
血圧:①155-124 ②152-106
体重:57.6kg (前回差-1.4kg)
症状:軽い黄疸(眼球)
プレドニゾロン錠の副作用なのかここ2,3日は血圧が高め。前日から薬の量は40mgから30mgに減ってるから副作用も落ち着いてくるものとは思うが、、、 とりあえず頭痛とか悪い症状はない。
それよりも体重が落ちているのが気になる! でもネットで肝臓病のことを調べると、体重減少はコントロールの一貫的な話もあるし、一日の総摂取カロリーは1600kcalと低めなので減って当然の結果だ。減ってることに対して病院スタッフは何もコメントがないので、順調に治療が進んでいると受け取っていいはず。
飲んだ薬
・ベルソムラ錠(睡眠剤)15mg✕1錠 ※昨夜
・ポナロン経口ゼリー35mg✕1包
・プレドニゾロン錠5mg✕6錠
・ウルソデオキシコール酸錠100mg✕6錠
・タケキャップ錠✕1錠
日常
睡眠
壁立て伏せをはじめて肉体的疲労があるせいか、何となく眠れる気はしていた。
21時にはベルソムラ錠(睡眠剤)を飲んで、寝る直前にルーティンのツボ押しと瞑想。アイマスクと耳栓は役に立たない時もあるし、、、
目覚めると耳栓は外れ、蒸気でホットアイマスクは私の口を温めていた。
— スプレム(自己免疫性肝炎(仮)で入院中) (@splem_rs5025) 2020年12月27日
・・・無くても眠れる気がしたので付けなかった。
23時過ぎて目を閉じると、いつの間にか寝ていた。
夜中2時半くらいに目覚め、もう一度目を閉じる。4時半くらいに目覚めもう一度目を閉じる。眠りは浅いけど、二度寝できなくなるってことはなかった。
通常時の睡眠の質に一歩戻れたかな。
病院の寝具
一昔前は入院が長く続きベッドに横になる時間が増えると「腰が痛くなる」とかよく聞いた。平時でも寝具が良くなければ、寝起きに体が痛くなるなんてことはよくある。
今回入院してビックリなのが、寝起きで体が痛くなったことがない!
さすが病院。長期に療養する人のことを考慮してか、使われているマットレスは相当いいものに違いない。
マットレスは「Everfit PARAMOUNT BED」というものだった。
医療用ベッドマットレス - Everfit Light ™ - PARAMOUNT BED - フォーム / 不燃性 / 褥瘡予防
わずか90mmの厚さでも優れた体圧分散性を持っています。体圧を均一に分散させることができるので、褥瘡のリスクを軽減します。
こりゃ相当いいものだ。
自宅のマットレスはスプリング式なのと、娘と一緒に寝ていることもあって、寝起きに体が痛い時はザラにある。
この入院の中で最も良かったのはこのマットレスと言っても過言ではない。ああ、自宅にもこんな良いマットレスが欲しい。。。
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これを見ると寝具にお金掛けたくなる。
病院の寝具で個人的に難点なのは、枕の高さが合わないことだ。
とにかく厚みがあり高い。体を起こす補助を枕にされてるようで、これが浅い眠りの原因ではないかと感じてしまってる。
看護師さんに「枕のサイズに別のものはありますか?」と尋ねるとやっぱり無い。
そこで「自宅からの持ち込みOKですか?」と聞くと「問題ないです。そういう方は結構いらっしゃいます」との回答。早速妻に持ってきてもらった。
支援物資来た。
— スプレム(自己免疫性肝炎(仮)で入院中) (@splem_rs5025) 2020年12月30日
病院の枕が高いので自宅のを持ってきてもらった。
ブログ書くのに役立つ本を1冊ってリクエストしたら3冊もあるんやが。。。 pic.twitter.com/1XitKbD1ml
いろんな支援物資とともに枕が届いた。雪が降ってる中にありがとうm(_ _)m
これでもう一歩、いつもの睡眠に戻れるといいな。
雪が降った
降ってる(スーパースローで) pic.twitter.com/0jhiWHOYSs
— スプレム(自己免疫性肝炎(仮)で入院中) (@splem_rs5025) 2020年12月30日
元旦の朝、晴れるかなぁ。。。
私の親切は打算あってのもの
自分は一般人だ。今より少しでも<裕福になりたい>、<快適に過ごしたい>と常に思っている。
だから、例えば人に対して親切な行動をする時、直接・間接あるいは全然関係ないところから、「代わりに良いことが自分に返ってこい」と頭の中で思っているくらいには卑しい人間だ。
先日にも書いたが、同室のボヤキオジイサマの言動は、自分の入院QOLを著しく害するものと思っている。どうにかして排除したい。
そこで、オジイサマに親切にすることで、耳障りなボヤキを減らしてもらおうという魂胆が働いた。
オジイサンは耳が良いが、白内障を患っていることもあってかテレビも見ていない。
ボヤキの中には「何もやることがない」、「今、何時かのう?」という発言がある。
そこから考えた作戦は、ラジオを貸し、暇つぶしに聞いてもらうことで心が穏やかになることを説き、ボヤキを減らして欲しいことを伝える、、、というものだ。
先程の支援物資の中に、ラジオとイヤホンも要望しておいた。
届いたらすぐにチューニングし、ショートカットボタンにNHK-FMを設定。
オジイサマが起きているのを見計らって突入し、親切の押し売りを開始した。
私「○○さん、耳はよく聞こえるんですよね? ラジオお貸ししますよ。」
私「やることないとか言われてたでしょ。暇つぶしに使ってください。」
爺「それはそれはありがとう。でもラジオは余り聞かなくて、テレビもNHKを…」
私「ちゃんとNHKを聞けるようにしておきましたよ」
爺「ありがとう。NHKも朝のニュースと夕方のニュースと…」
(ゆっくりと長い話)
爺「…あと囲碁くらいしか見ないんですよ」
私「○○さん、ラジオ聞いて気が紛れたら、少しは辛さが紛れるかもしれません」
私「聞く言葉から辛さが伝わります。でもそれを聞く僕も辛くなってきます」
私「○○さんがラジオを聞いて心が穏やかになることで、」
私「お互いにこの入院生活が穏やかになることを望んでいます」( ・`ω・´)ドヤッ
決まった。我ながらいい感じの言葉の積み上げだ。
爺「ありがとうございます。使わせてもらいます。」
爺「それで私の話になるんですけど、1992年に退職して、それから糖尿病を…」
(ゆっくりと長い話が20分)
・・・話に付き合ってあげて、これでボヤキが少なくなれば儲けものだ。適当に話を遮りながらコンセントにプラグを差し、操作方法を説明して、枕元にセッティングしてあげた。
爺「親切にありがとうございます」
爺「もしかするとお隣なので他にもお願いすることがあるかもしれません」
ハイ、きましたー ここまで想定内でーす。
私「○○さん、私にできることは限られています。」
私「医療従事者でないし、私自身が病室で仕事をしてます(稼いでないけど)」
私「衛生的な面もあるので、困ったことがあればナースコールを押してください」
爺「すいません。ワガママ言って」
ワガママって解ってるなら言うなよ。。。
このあとコインランドリーから戻ると、
爺「私さん、ちょっとお願いなんですが、、、」
言ってるそばから!想定外やわ!!
(ピロー包装に包まれた新品の歯磨き粉を差し出してきて)
爺「開けてもらえませんか?」
オジイサマは手の力が弱い。白内障でよく見えないから、透明な包装は開封することが難しいのだろう。
あとこのオジイサマ、看護師さんの口腔ケアを何故か拒む。歯磨きした様子はないのに「(歯磨き)やりました」とウソをつく。スタッフから入れ歯磨きの要請も何故か断る。そんな不衛生なことしてるからウィルスに感染してしまうのだ。
※オジイサマの入院初日の回診で、肺と尿路へのウィルス侵入で抗生物質を投与する治療という話を聞いている。
とりあえず開けてあげたが、
私「○○さん、医療行為に近いことは私はお手伝いできません」
私「口腔ケアは看護師さんにお願いしたほうが良いですよ」
私「それに私も仕事で忙しいので(稼いでないけど)」
と釘を差した。
・・・図に乗られると困る。
QOLを正常に戻そうとしてたのが、他人のケアで逆に下げてしまうのは願い下げだ。
ここはしっかりと一線を画した。(オジイサマに伝わったかは別だが)
真の親切は打算なきものなのだろう。私はただの偽善者であり俗物。
自分も他人も良ければなんだっていい。周囲に配慮しない言動・行動が嫌いなだけ。
ただ、オジイサマにも穏やかに入院生活を過ごしてもらいたいとは心底願っている。
ラジオを貸した効果は、当日はボヤキに丸みが帯びたようだ。
少しでも気が紛れたらいいね。というかコッチのためにも頼むわ。
食事
午前中にブランクリームサンドを1個、夕方に差し入れのいちご大福もどきを食べたこともあって、夕食後はお腹パンパン。間違いなく胃は小さくなってきているな。
自己免疫性肝炎は、後に糖尿病リスクが高まるという話を見つけた。入院してからというもの、同室の患者さんで糖尿病でない人は見たこと無いくらい。血糖値測定やインスリン注射の頻度を見ると、糖尿病にはなりたくないと心底思う。
退院してからは暴飲暴食は避け、腹八分目の食生活を心がけて糖尿病を回避したい。