ひなはづチャンネルの楽屋

YOUTUBE、動画編集、闘病生活。広く浅く、なんでもござれの雑多なブログ。

入院をキッカケに親との同居の話が挙がり、早速暗礁に乗り上がりそうな件。

子どもの時に「世の中はGive-and-Takeだ」と親に教えられた背景もあってか、自分は常日頃から<借りは作りたくない>と思っている。だからと言って<貸した時に必ず返せ>と言っているのではなく、借りがあることの負い目を背負いたくないだけだ。だから人様に迷惑かけないように生きよう心がけている。

 

 

 

自分の健康に対して気を配って生きていたのもそのためだ。

 

私の父は私が20歳の時に肺ガンで他界し、母は時を同じくして脳梗塞になり軽度ながら後遺症を残し、介護施設を利用する生活を続けている。

 

父はヘビースモーカーだったので、反面教師にして私はこれまでタバコを口に咥えたことすらない。趣味だったパチスロも結婚を機に止め、ホールでの副流煙に晒されることもなくなった。(最近はパチンコ屋も施設が充実して副流煙の心配も減った)

母方は代々の高血圧一族で、脳疾患を患う人が多い。祖母(母の母)も晩年は脳梗塞を患い、倒れた時の大腿部の骨折と後遺症による認知症で、数年に渡る介護生活の末に数年前に他界した。好きだったカップラーメンも結婚を機に格段に減らした。ついついスープまで飲み干してしまう時もあるが、塩分と油分の摂り過ぎには注意するようにしている。妻と出会った時の体重は約73kgで人生で一番太った時期だったが、食事と適度な運動で、16年たった今は60~62kg(実際は退院直後なので58kg)と健康的にベスト体重までもってきた。

 

 

しかし、これだけ健康に気を使ったとしても、病気になる時はなってしまう。

そして病気で入院してしまえば、家族がいればそこに負担が掛かってしまう。

だが今回、原因不明の自己免疫性肝炎を患ったことで、作りたくない借りができてしまったわけだ。

 

 

 

妻はパニック障害を持っている。私が家庭から長期離脱すると、<頼れる誰かが近くにいない>という不安から、妻の精神・健康状態が悪くなるリスクがある。

子どもが生まれてからというもの、家族水入らずで生活しているため、妻には同じ家に私以外で頼れる大人がいない。今回の私の入院中は妻の母が我が家に泊まってくれることで対応できた。

 

今回の入院をキッカケに、妻の「万が一の時のために、近くに頼れる大人がいて欲しい」という思いが強くなったと共に、私がサラリーマンを辞めてから安定した収入を得られていない側面から「生活費(時に家賃)を節減したい」という考えから、私の入院中に<親族との同居案>が検討された。

 

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私の方の親族との同居は、母のことがあるので<頼れる>ではなく<負担が増える>可能性がある。方向性としては妻側親族との同居の方向で、私の入院中に話が進んだ。

 

内容はLineで妻から送られてきたのだが、私からは「自分の親族との同居だとこういうメリット・デメリット・障壁がある」などと問題提起と解決策はもちろん返した。その中で体調・収入面で<自分はモノを言える立場ではない>という自覚はあるので、「妻と関わる人が納得できる方向性を望む」ことを連絡しあった。

 

 

不甲斐ないのは、(母方の高血圧の遺伝はあるかもしれないが)持病を持っておらず、健康でいるのが当然と思っていた人間なのに、病気になってしまったことだ。原因不明の病気なので回避しようにもできなかったとはいえ、人様に迷惑を掛けてしまったことには違いない。借りを作らない生き方をしていたのにも関わらず、借りを作ってしまったわけだ。

 

正直な気持ちを言うと、すごく生きづらい。

「お前のせいで・・・」なんて誰からも言われてない。「いい迷惑だ」とも言われていない。だけど、そう思われても仕方がないと思っている。

 

この親族との同居の話は、自分には決定権はない。迷惑をかけている以上、みんなが最善となる策は考えて提案はする。その思いがあるから入院中もいろいろ考えたし、同居できる物件を探したりしたわけだが、、、

 

 

何やら早速暗礁に乗り上げたようでorz

 

 

入院中に話が進められていたようだったので、探した物件情報をLineで共有すると「何その話?」、「退院してからまだ顔合わせてないし、そういう話は直接会って話すべきだろ」ときたもんだ。

 

妻から聞いた話と違うのだが?

入院中に話が進んでいるようだったから自分の役割は果たすべきと動いたのに。こんな感じでちゃぶ台ひっくり返されると、言われていないけど「いい迷惑だ」と評価されていると受け取ってしまいますがな。。。

 

 

 

いや、物件情報を共有しただけなのが間違いだったのかもしれない。同居することによるメリットまでは提示していなかった。

恐らく自分の予想では、何も計画の絵図がないまま直接会って話をしても、その場では何も決まらず時間だけ無駄になってしまうと見ている。会社でいうところの<決定しない会議>をするのと同じ。過去の出来事と親族の性格から容易に結末が想像できる。

 

 

同居することのメリットを推すにあたっては、金銭面を全面に出そうと思う。

相手にとっての不安材料は<収入の目処が立っていない私>であり、金銭的負担の増加であろう。私自身、穀潰しでいようとはこれっぽっちも思っていないし、最低限自分の家族を養っていくための稼ぎは何としてでも得ようと考えている。むしろ全員養っていけるぐらい稼ぎたいという気概はある。(借りは作りたくないし、どちらかといえば貸しを作りたい生き方をしたいし)

でも、私の今の体調と無職である状況では思いだけで説得力がない。だからこれから上昇気流に乗るための土台作りとして、まずは同居でお互いの生活費を抑えるところから検討していきたい。

 

まず第一は家賃の按分だ。同居することでお互い現在の家賃より下がれば明確なメリットになる。

次は食事の準備だ。食事の用意をこちらが対応することで、家事負担の低減が提案材料となる。

オプションは万が一が起こった時のフォロー。今回は私がフォローしてもらった立場だが、今後はみんなどんな病気やトラブルが起きるかわからない。そんな時に大人が多くいればフォローし合える。そもそも親の方が先に年老いるわけで、老後のことも含めれば一度同居を経験しておくのは今後の生活様式を見通す材料になる。

 

 

…と、弱い立場でありながら、自分にできることを考えている。

 

私自身は今回の病気にしても<運が悪かった>としか思っていないし、 これからも健康に気をつけて生きていこうと思ってるから病気になるとも思っていない。

だが、妻を含めて周りは「コイツは病気になる」と思われている。いくら不慮の事故だったとはいえ他者の評価を覆すことは難しいのは解っている。

だから今できる最善を尽くす。周りが納得できる策を考え提案持することが、今の私にできる役割だ。

 

 

そういえば、辞めた会社でも提案・代案を錬る役割だった。

前代表は「提案する時は3案は出すように」と言われ、言われたとおり"松竹梅"の3案を出した。複数案提出したとしても、大方の決定は低予算の"梅"だった。

現代表はまず提案を受け付けることのないワンマン社長だった。社員が納得できない方針を打ち立てるため、なんとか社員の立場としての要望を含め折衷案を出し続けたが、私を含め社員の要望がまず通ることはなかった。

サラリーマン時代は策を練っても徒労に終わることが多かった。いくら健康的な食事や適度な運動をしたとしても、職場に恵まれなければストレスに曝される。下血で入院したのもこれが原因か?

 

 

せめてプライベート上の提案では徒労で終わることがないことを願う。