ひなはづチャンネルの楽屋

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動画UP「9ヶ月間働きながら失業保険を受給したけど、お金に変えられない価値があったという話」

YouTubeチャンネルに動画「9ヶ月間働きながら失業保険を受給したけど、お金に変えられない価値があったという話」を公開しました!

youtu.be

 

今回は失業認定中に動画編集で収入を得ながら失業保険を受給してわかったことと、失業中に働くことで感じたメリットとデメリットをお伝えします。

 

私は2020年9月で脱サラし、この動画を公開した2021年10月まで、公的には失業中の身です。サラリーマンで雇用保険が掛かっていたため、退職後は職業安定所(ハローワーク)に行って失業認定を受けました。自主退職なので受給制限期間がありましたが、2021年1月から9月まで失業保険金を受給していました。

「え?なんで9ヶ月間も受給できるの?」と思った方がいるのではないでしょうか?

 

今回は、私がダラダラと失業保険を受給できた理由と、実際に受給して解った失業保険の仕組み、そして失業保険受給中に働くこと(収入を得ること)で感じたメリットとデメリットをお伝えします。

これから失業認定を受けるかも知れない人や、転職を考えている人にとって、少し役立つ情報があると思います。ご興味ある方もぜひ動画を最後までご視聴下さい。

 

目次

 

 

 

9ヶ月間失業保険を受給できた理由

では早速、私が9ヶ月に渡る長期間、失業保険を受給できたのかを説明します。

失業前の勤続年数や年齢の要件から私が失業保険を受給できる日数は150日、およそ5ヶ月分になります。結果的に受給開始からおよそ9ヶ月間受給できたのは、理由としては2つあります。

 

1つは「新型コロナウィルス感染症の影響に対応した特例」が適用され、給付日数が延長されたことです。これは歴史的にもイレギュラーな措置だと思いますので、私にとって運が良かったとしかいいようがない事柄でもあるため、詳細は割愛させて頂きます。

 

もう1つの理由は、これが今回の動画の本編になるわけですが、収入を得る"仕事"をしたためです。

失業保険を貰ってるのに仕事しているって「ちょっと何を言ってるのかわからない」という方がいると思いますので、ここから詳しく説明します。

 

 

失業中に収入があっても失業保険は貰えます

まず失業保険は「雇用保険をかけられた人が失業状態と認定」された場合に受給できます。(本当は再就職の意欲があることなど、他にも受給要件はあります)

失業している状態というのをかいつまんで言うと、再就職または事業を開始していない状態となります。どこにも勤めていない、あるいは自分で会社を設立したりしていないってことです。

 

一見、再就職先が決まるまでアルバイトで生計を立ててはダメなのか?と受け取ってしまう内容ですが、実は働いて収入を得ても問題ありません。

これははじめて失業認定を受ける時に説明を受けますが、「働いて収入を得たらその分減額・あるいはその日数分は失業保険は支給されません」。

この説明は私がハローワークの担当者から受けた内容そのままです。この説明はちょっと乱暴です。

 

というのも私は失業中に動画編集で収入を得ていましたが、最終的にはしっかり受給権利の150日分、新型コロナの特例分を合わせて210日分失業保険を受給できました。

一体どういうことなのかをこれから説明します。

 

失業保険は「働いて収入を得たらその分減額・あるいはその日数分は失業保険は支給されない」とありますが、実際には、月に1度の失業認定日までに、1日4時間以上働いた日があればその日数分は支給しないが、受給権利の日数が消滅するわけではない。

つまり、働いた日数分は翌月以降に繰り越されることになります。

 

また、1日の労働時間が4時間未満の場合(これを内職収入といいますが)は、最初に算定された1日の支給額からいくらか減額されることになります。"いくらか"というのは私の収入の得方が特殊すぎて、4時間未満の労働日数と労働時間、そして収入額から減額値が決定されました。内職として勘定された日額収入は3,400~1,000円くらいでしたので、減額もその同額かそれ以下になっていると思います。

 

繰り返しになりますが、失業中に働いて収入を得た場合、失業保険は4時間以上働いた日分は当月には支給されず支給日数を繰り越されます。4時間未満働いた日があれば、支給額から減額されます。

 

というわけで、私が9ヶ月間もの間失業保険を受給できたのは、4時間以上動画編集をしている日が多かったから、ということが理由になります。(規定の受給日数より多くは貰っていないということです)

 

<参考>
ハローワークインターネットサービス:よくあるご質問(雇用保険について)

 

 

収入を得ながら失業保険を満額受給するための裏ワザ

失業保険の減額処置について少しオトクな情報をここで公開します。

<収入>は、自分の手元に金銭が入ってきたことを指すみたいです。今の御時世、日雇いでその日のうちに現金支給というケースは少ない方だと思います。恐らくは給料締日があって翌月○日に支給というケースが大半でしょう。

失業認定時の申告で必要な「収入があった日」というのは、この給料の支給日になります。

 

私はクラウドソーシングサイトで仕事を請けていますが、このようなサービスでは報酬をキャリーオーバーにしておけることが多いです。

つまり、失業認定の申告時にクラウドソーシングサイトから入金が無いようにしておけば、収入はゼロとして扱われるので受給額が減額されることはありません。これは最後の失業認定日以後の収入に関しては申告義務が無いみたいなので、クラウドソーシングサイトのキャリーオーバーを上手く使えば、失業保険は満額受給できるでしょう。

ただし、もしかすると所轄のハローワークで認識が変わる場合もありますので、詳しくは実際に確認してみてください。嘘の申告をした場合は、失業保険の受給資格が無くなったり、不正受給をした場合には全額返済とともに受給額の倍額を逆に納付しなければなりませんのでご注意下さい。

 

 

失業保険受給中に働くメリット・デメリット

ここからは私が失業保険受給中に働くことで感じた、メリットとデメリットをお話します。

 

まずメリットは、働いて金銭を得ることで多少なりとも不安が解消される点です。

私はできることなら働かずに生きていきたいと思っている質ですが、死ぬまで生きていく蓄えがあるわけでないし、家族もいるわけですので、収入がない状況があるとメチャクチャ不安を感じます。

失業保険もサラリーマン時代の給料から6~7割程度の額でしか降りないので、失業した瞬間に金銭面の不安が出てきます。私は出ました。

そういう時にバイトでもクラウドソーシングサイトでも何でもいいから仕事で収入を得ていると少しその不安が解消されます。「働けばお金が貰えて生きていける」みたいな感じです。
働くことは次の就職や個人事業に繋がるかもしれませんし、スキルの積み上げにもなります。その面からいうと、働くことで<不安>が<自信>に変わるってこともいえますね。

 

逆にデメリットですが、先の制度の説明をした通り、失業保険は働いたら支給を後倒しにされたり減額されたりするので、<働いたら損>みたいな感情を持ってしまうことです。

実際、これまで頑張って働いてきたわけですから、失業認定中はしっかり羽を伸ばせられるならそうすればいいと思います。体と心を休ませて次の人生を歩む…みたいな。

でもそれができるのって貯金とか蓄えが十分にあるなら…ですし、サラリーマン時代の給料の6,7割の生活費で生きていけるっていうなら、失業中は別に働かなくてもいいと思います。

 

実は私もこれまで公開した動画でも少し紹介していますが、私がこの1年で獲得できた動画編集案件の大半は、日額で比較すると失業保険を貰う方が良いという案件ばかりでした。その面から<働いたら損>という気持ちはどうしても出てきました。

 

 

私は失業保険受給中に働いて良かったのか・悪かったのか、どちらの気持ちが強いのかというと、良かったという気持ちの方が強いです。

 

間違いなく動画編集のスキルは上がりましたので、1つの案件を仕上げるスピードが上がりました。時給換算するとバイトレベルにはなってきてるとは思います。ただ、毎日案件があるわけではないので、日給にすると何とも言えませんが(苦笑

あとは仕事することで社会との繋がりを保てていると感じることができています。家にいながら"社会人してる"と感じさせてもらえる環境はとてもありがたいです。

お客様の中にはリピーターとなって頂いているお客様がいらっしゃいます。この"関係が続いている"というのは、社会人としてお客様からご評価頂いている現れなのかなぁと思っています。

これからもこの繋がりを大事に、また、新しい繋がりも増やしていけるようがんばります。

 

 

 

 

 

まとめと今後のこと

ということで、今回は私が失業保険を働きながら受給して解った失業保険の仕組みと、失業保険受給中に働くことで感じたメリットとデメリットをお伝えしました。最後におさらいします。

 

  • 失業保険は失業中にバイトなどで収入を得ても受給できます。ただし、4時間以上働いた日分は支給は後倒しにされ、4時間未満働いた日はその収入に応じて支給額が減額されます。私は動画編集の仕事をしていたので、特例で加算された分を含めた210日分を9ヶ月間に渡り受給しました。
  • 私が感じた失業中に働くことのメリットは、収入を得ることで不安が解消されることと、仕事から社会との繋がりを感じられることです。人によってはしっかり心と身体を休めるのが失業保険の受給期間だとも思います。休めれる人・休まないといけない人は英気を養って次のステップに進みましょう。

 

 

最後に、今後の私のYouTubeチャンネルの投稿内容ですが、主には動画編集によるフリーランス初年度の収支を紹介したりしていました。恐らくその内容は、これから副業や独立を考えている方が特にご興味を持った内容だったと思います。

 

しかし、今回の動画の報告の通り、私が失業保険を受給し終えたので、いよいよ本腰を入れて稼がないといけない状況になってきました。

となると、私の活動も2年目に突入するので「これから副業・独立を考えている人」向けのコンテンツは作りにくくなると思います。そこに期待されていた方は申し訳ございません。

 

今後の投稿は、動画編集に興味を持って頂けるような内容で、そこに私自身が編集者としてステップアップしていく様子をお伝えできるような、そんなコンテンツ作りを検討しています。

環境が整えば生配信で動画編集の様子をお伝えできたら…とも考えています。また、その配信や今後の投稿で「こんなこと知りたい」「この編集はどうやってやるの?・挑戦してみて」というご要望がありましたらコメントにお寄せ下さい。動画作りの参考にさせて頂きます。

 

動画編集フリーランサー2年目の私への応援をどうぞよろしくお願いします!

 

 

 

最後の最後に、、、

私はココナラで動画編集の商品を3品目出品しています。

動画編集者をお探しの方が視聴者にいらっしゃいましたら、ぜひ私にお声掛けください。何かのお役に立てると思います。↓に出品情報を貼っていますので、ご興味ある方はチェックしてみてください。

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クラウドワークスでもお仕事をお請けしております。

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